FOMC声明文から見る今後の金利昨日のFOMC声明文は市場が予想したよりも強気ではなく、ドル売りが優勢となりましたがもう一度声明文の内容を見てみたいと思います。 「本日、FF金利の誘導目標を2.0%に据え置くことを決定した。最近の情報は、一部家計消費支出の上昇を反映して、全体的な経済活動は拡大が続いている。 しかしながら、労働市場は更に緩み、金融市場も大きなストレスが残っている。タイトな信用状況と住宅市場の調整が継続しており、またエネルギー価格上昇が、この先数四半期、経済成長を圧迫する可能性もある。 委員会は今年の後半と来年にインフレは緩和すると見込んでいる。しかしながら、エネルギーを始めとした商品価格の上昇継続、インフレ期待の上昇を示す指標を考慮すると、見通しに対する不確実性は高い。 流動性供給とともに、これまでの金融緩和政策が、この先の緩やかな成長達成を支援するだろう。成長の下振れリスクは残るが、それらは幾分和らいでいる。 ただ、インフレおよびインフレ期待は上昇。委員会は経済、金融情勢を監視し続け、安定的な経済成長とインフレを達成するために、必要なら行動するだろう。 フィッシャーダラス連銀総裁は利上げを主張し、反対票を投じた。」 今年後半から来年にかけてインフレは緩和すると見ていますし、景気下ぶれリスクについても指摘していますので、確かに年内利上げまではないと判断することも出来ると思います。 ただこれは当然といえば当然でこうした見通しがなければ現在の消費者物価水準からいって、今回は利上げをしなければならず、事実ダラス連銀総裁は利上げを主張していました。 しかしその後でこの見通しに不確実性が高まっていることも示しています。全体の印象としてはインフレと景気のバランス重視の姿勢は崩していないものの、ややインフレにシフトした感じです。 「必要なら行動するだろう。」とは利上げの意味だと解釈します。利上げを強く示唆するとまではいかず、その点では期待はずれの感がありますが、年内0.5%の利上げはどうかとして0.25%利上げの可能性はかなり高まってきたのではないでしょうか。 投稿者: 日時: 2008年06月26日 11:28 | パーマリンク |TOPページへ ▲画面上へ トラックバック
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